DisneySea 海開きレポその壱



海開き・・・それはディズニー用語で初めてDisneySeaへ行く事を意味する。
2006年6月10日、遂に私もその日を迎えてしまったのであった。
ディズニーに特別な思い入れは無いが、ごく一般的な女子らしくずっと行きたいと願っていた夢の国。
これは、そこで過ごした夢のような一日の記録である。

日程は往復夜行バスの格安強行ツアー。体力は必要だが少ない軍資金と時間をフルに活用するには良い方法だと思う。
それに早朝6時半頃に到着するというのは、開園前のゲートにかなり早くから並べるという事なのだ。
一度でもディズニーリゾートに行った事がある人は当然ご存知だろうが、開園前に列のどの位置に居るか、というのは
かなり重要な事である。人気の高いアトラクションの元へいかに早く辿り着き、乗る又はファストパスを取るかによって
その日一日が決まると言っても過言では無い・・・多分。
私達の列の前にはわずか3組、10人足らず。一先ず安心して腰を下ろし、2時間後の開園を待ちつつ持参したおにぎりを
かじる。昨日まで雨が降っていたとは思えない青空、爽やかな風。
シャッター越しに見える園内とガイドマップを見ながら、どのルートで奥を目指すか相談する。が、私は初めて友人は2回目。
要するにアマチュア。長々と悩んだ末に出た最良の答えは「みんなについて行こう」
開園15分前。キャスト(スタッフの事をこう呼ぶ)がシャッターの向こうに現れた。ダラっと待っていた大勢が気合充分に立ち
上がる。1時間前を切ったくらいから列は急速に延びており、振り返れば何処が最後か分からない黒山の人だかり。
ああ、早く向こうの世界へ・・・あと何分だろう。そう思っていた時、はるか向こうからミッキーがやって来るのが見えた。
ええっ!?まさかこんな嬉しいサプライズがあるなんて!!はっ、あっちからはミニーちゃんが!
もしかするといつもの事なのかもしれないが、私達には完全に予想外。うかつにも目頭が熱くなってしまうほど嬉しかった。
もうこの瞬間ディズニーワールドにずっぱまり。これでもかとばかりにチップ&デールまで挨拶に来てくれた日にゃ・・・(感涙)
早くおいでよ〜とばかりにミッキーミニーは投げキッス、彼ら同士も鼻キッス。無邪気にいたずらをやってるチップとデール。
ああ・・・なんて可愛いの♪オマエ幾つだ!?なんて気にもせず満面の笑みで手を振る私。アホになれるって気持ち良い。
うっとりしていると鼓笛隊が現れファンファーレを演奏した。開園や〜!!

シーのシンボル、プロメテウス火山を見ながらダッシュ

 ようやく足を踏み入れた夢の国。うっとり景色を見回していたいがそうも
 いかない。走り出した人の群れに遅れる訳にはいかない。
 まだそこに居て歓迎してくれていたデールにとりあえず握手をしてもらい、
 後で一緒に写真撮ってね〜と心の中で叫びながら皆に混じって走り出す。
 これがディズニーリゾート名物オープンダッシュ。
 目的は人気アトラクション。(人気レストランの予約に走る人も居るらしい)
 シーで1,2を争う人気アトラクションはよりにもよって一番奥のテーマポート
 にある。つまり広い園内をいきなり縦断させられるという事。テンションは
 上がっていても寝不足の身体にはちとキツイ。だが息が切れスピードが
 落ち、サンダルがペタペタ言ってもくじけるもんか。
 第一目的”インディ・ジョーンズ・アドベンチャー”前に到着。ファストパスを
 取る前に落ち着いてスタンバイ時間をチェック。すると待ち時間5分という
 信じられない文字が!5分なら今乗るべしっ。
 ファストパスというのは予約券みたいな物だが、券に表示された時間に
 行ってもすぐに乗れるというわけでは無い。あくまでも普通に並ぶよりは早く
 乗れるというだけなので、ピーク時にはファストパスの列が延々と・・・なんて
 事も。開演前のキャラのお出迎えといい、朝イチから信じられない運の良さ。
汗ダラダラで息も絶え絶えだったが息つく間も無くライドに乗り込む。このたたみかけるような流れも、考えようによっては現実を
忘れるのに丁度良い。映画のシーンを再現した空間を激しく曲がりながら進み、何年も出した事の無い声できゃ〜っと叫び、
冒険から戻ってきた時にはかなりの充実感とノドの痛み。楽しい・・・楽しいぞおぉ!!贅沢を言うならスタンバイスペースにあった
インディの書斎なんかをもっとじっくり見たかった。待ち時間も楽しめるように作られたディズニーリゾートでは、多少の待ち時間も
あった方が楽しかったりする事も。
いつまでも余韻にひたってはいられない。予想外の時間の節約が出来たので、急遽同じポートにある”レイジング・スピリッツ”
を目指す。これも大人気アトラクションなのだが何とスタンバイ時間25分。勢い付いた私達は当然即乗ることに。
並んでいる間に気分も汗も少し落ち着くだろ・・・と思っていたらあれ?10分足らずで順番が。再び心の準備が出来ていない
ままキャストに「行ってらっしゃ〜い」と見送られる。
このアトラクションは高速ループコースター。そういやこんなん乗るのって・・・9年振り!?気付いた時にはぐるんぐるん振り回され
絶叫の嵐。狭い敷地にコンパクトに作られたコースは急カーブが多く、なかなかハード。思わず下を向いてしまった時、
「頭を下げず、まっすぐ前を向いて乗っていて下さいねぇ」と言われた意味を実感した。激しい揺れの中、安全バーの間で頭は
ずごごごん!と往復ビンタ状態。言われた事は守りましょう。涙をそっと拭いつつ、力が抜けた足でそこを去った。
注:でも楽しかったのよ。

アラビアンコーストの街並。良く出来てる

 早々に乗りたかったアトラクションを2つ共制覇できたので、10時前の時点
 ですでに結構な満足感。元々ショー重視のつもりなので、乗り物はもうええ
 かな〜なんて気分である。
 とりあえず色んな汗と涙でぐちゃぐちゃなので、しばらく落ち着いて散策
 する事に。7つのテーマポートはそれぞれの世界観に基づいて精密に、
 スキ無く作られているので見てるだけでもすごく楽しいんである。
 2つのアトラクションがあったロストリバーデルタの密林を通り抜け、アラビ
 アンコーストへ。ここは名前通り、映画アラジンの世界をモチーフにした
 イスラムチックなエリアである。建物のスケールはちと小さいが、美しい
 モスク風の建物や市場の雑然とした雰囲気は異国情緒たっぷりで一瞬
 自分が何処に居るのかと思ってしまう。
 ちょっと座って落ち着きたいのもあって、友人曰くいつでも待ち時間無しの
 ”シンドバット・セブンヴォヤッジ”へ。船に乗ってシンドバットの物語を辿り
 ながら童心に帰る。絶叫ポイント等は無いが、人形とかコレまた良く出来て
 いて楽しい。効果の為吹き付ける風も涼しくて良かった。

10時半からのショー”リドアイル・ミート&スマイル”を見るために、メディテレーニアンハーバーに浮く出島リドアイルを目指す。
その途中で映画”リトル・マーメイド”の世界がテーマのマーメイドラグーンを通るので、ついでに”マーメイドラグーンシアター”の
ファストパスを取っておく。ここがまた海底の雰囲気が良く出ていて夢があって、出来ればいつまでも離れたく無い気にさせる。
暗いので足元はちょっと危ないけど。ここも後でゆっくり見てまわるからって事でとりあえず通過。

キャラ総出演の、シーでは貴重なショー

 ショー開始10分ほど前にリドアイル到着。人は多いが隙間を縫えばそこ
 そこの場所まで行くことが出来た。いつの間にか日差しがじりじり来るほど
 の晴天。ああ、日焼けが・・・まぁ夢の国ではそんな事気にしないでおこう。
 時間が来て、ハーバーの遥か向こうの方にキャラ達を乗せた船が現れた!
 あの船は各エリアの沿岸を周ってここへもうすぐやって来る。どのエリアから
 見ても豆粒米粒ほどにしか見えない場所なのにみんな一生懸命旗を振っ
 て、そのキャラらしい動きに一切のスキが無い。中の人のプロ魂に脱帽・・・
 いやいや!中になんて誰も居ませんよ!本物ですからっ!
 とまぁ、そんな冷めた大人になっちまった人間の目から見ても夢を壊される
 スキが微塵も見当たらない。だから幾つになってもココへ来たいと思うのだ。
 リドアイルに到着した船から順番に、各エリアを代表するキャラが降りてくる。
 ピノキオとゼペット、ドナルド&デイジー、チップとデール、そしてミッキーと
 ミニー♪みんな楽しそうに踊って迎えてくれてるぅ〜★
 私は決してディズニーマニアでは無い。事実ぬいぐるみの一つも持って
 ない。なのに何だ!?この感動は・・・子供のような顔で笑ってしまうのは?
 歌とダンスは15分程で終わり、前の方のお客さんと握手の時間。
ちなみにこのおいしいエリアの半分は子供専用スペース。くうっ・・・・・・・子供になりたい。

いやぁ良かった♪と思って時計を見ると、さっき取ったマーメイドラグーンシアターのファストパスの時間が迫っている。せっかく
取ったんだから行くっきゃ無い!ここではアリエルと仲間達のショーを観る事が出来る。ぎりぎりで滑り込んで劇場の外で少し待ち、
中へ。かなり後ろの方に並んでいたのだが後ろの方の席は意外にガラガラで、舞台正面のベストポイントをGET。
ショーのストーリーは映画の冒頭と言った感じ。空中ブランコのような物に乗ったアリエルや魚達が舞う、カラフルで幻想的な舞台だ。
実は映画は観てないのだが、それでも充分楽しめた。慣れるまではヒトデや蟹のセバスチャンを操る全身タイツさんが気になったの
だが・・・いかに世界に入り込めているかが問われるショーかもしれない。
マーメイドラグーンは海底を演出したエリア。その暗さの中に浮かび上がる色彩が幻想的で、とっても可愛い。外の日差しが強かっ
たせいもあるかもしれないが、ここでゆっくりボンヤリしてたいなぁ・・・とつい思ってしまう。その暗さ故に写真が上手く撮れなかった
のは残念だけど。

時間は丁度お昼時。お腹も空いたし本格的に腰を下ろそうって事で、ロストリバーデルタにあるメキシカンレストランを目指す。
ここはネットで下調べをした時に、いつでも空いていて美味しいという情報を仕入れていたのである。時間が時間だけに他のレスト
ランはやはり混んでいるが、果たして・・・。

左がチップで右がデール。見分け方分かりますか?

この辺なんだけど〜とさまよっていると、何とチップ&デール発見!!メキシコの
民族衣装が良く似合っている。初のキャラ捕獲って事で子供達に混じって抱き
付き、友人と交代で写真を撮りまくる。恥ずかしいなんて言ってる場合では無い。
手始めにチップから。ここでも彼らはサービス精神旺盛で、出来る限り2ショットを
撮れるようにがんばってくれた。完璧なリスの素振りで。その後はもちろんデール
とも2ショットを撮影。2人は似てるけど同じじゃ無いですからっ!
興奮と満足感を堪能したその場所から20歩程の場所に、目指すレストランの入り
口はあった。ひっそりと・・・。
”トランジットスチーマーライン”の乗り場に並んでいると視界に入るので、気にな
っている人は多いであろう密林の中のオープンテラス席。半地下のように一段下
がった場所に席があるので、ものすごく落ち着く店だった。しかも期待通り空いて
いる。きっと入り口が分かり難いからだろう。空席が目立つ店内とは対照にレジで
は数分待たされるが、ドリンクだけならバーカウンターですぐ買えるのも嬉しい。タ
コスやラップサンドもなかなか美味しかった。ソースも辛く無いので、お子様連れ
でも安心して入れます。
頭上の通路をメキシカンな音楽を奏でるマーチングバンドが通過する。ビールも
程よく回り、すぐ傍の水面を渡ってくる風がとても心地良い。まったりした午後のひととき・・・これがシーの最大の長所だと思う。
食事だろうと休憩だろうと座れる席を探すのに一苦労、おまけにビールも無いランドとは比べ物にならない。ううん、まさに大人向け。
おまけにそこらじゅうに水場があるから日陰に入ると結構涼しい。うーん、マイナスイオーン♪
幸せを感じながら鋭気をしっかり養ったら、午後のスケジュールに向けて活動再開だ!


                                                          つづく