Disney Sea海開きレポその



お腹も一杯気分も上々、午後からはまったりた気分のままゆっくり過ごそうという事に。
時間は午後1時過ぎ。どうせぼ〜っとするならショーの席取りをしながらにしよう、って事で”セイル・アウェイ”のステージが
あるアメリカンウォーターフロントへ。日は良い加減でかげってきている。良かった。午前中レベルの日差しの中、屋外で
1時間以上も座ってられない。

 
貴重な姿、マーメイドミニー
フィナーレ。船長も乗船し、行ってきま〜す!

開演一時間ほど前だというのに、もう結構な長さの列ができている。やっぱり
熱心なファンは多いのだ。おまけにこのショーは後10日ほどで終わってしま
うので、本格的なビデオカメラや三脚を持ち込んでいる人の姿も目立つ。
場内清掃が終わり客席スペースへ。ステージも客席も屋根がちびっとも無い
ので、雨が降ったら間違いなく終わりですな。思ったより余裕でステージ正面
の好位置をGET。場所さえ取れば安心って事で、再びぼ〜っと座り込む。
待つという行為は今日始めてじゃないだろうか?

混む時期だとランドもシーも滞在時間の半分以上は”待つ”という事に費や
されると思われる。それを考慮して各アトラクションのウェイティングスペース
も工夫を凝らした作りになっているのだが、こういった屋外でも街並みを観察
するととても楽しい。本やゲームを持参する人も多いが、待ち時間を聞いて
「あ〜退屈」と思う前に辺りを見回してみるのも良いんじゃないでしょうか?

2時15分、ショーの開演時間になると何のアナウンスも無しに水夫役のキャ
スト(かぶりモノ無し)が登場した。ショーの始まりだ。こんな自然に始まるん
や・・・アリエルの時もそうだったが、事務的なアナウンスは一切無い。これも
夢を壊さないためか?
簡単に説明すると時は50年代アメリカ、目の前にある豪華客船”SSコロンビ
ア号”の処女航海を祝うというストーリーで、ミッキー船長他水夫役でドナルド
&グーフィー、お客の貴婦人&moreでミニー、その他に十数人のダンサー
が登場するブロードウェイチックな華やかなショーである。キャラだけのショー
では無いので、普通のミュージカルとしても楽しめると思う。舞台という物を初
めて見た私にとっては生ダンサーの迫力も楽しかった。
このショーの見所の一つはマーメイド姿のミニー。事前の情報集めでもこれは
素敵!という事だったのだが確かに悶絶モンの可愛さ。その後彼女はエレガ
ントな白いドレス姿で再登場するのだが、これがまた卒倒モンのキュートさ。
ミッキーと仲睦まじく絡む姿がそう思わせるのかもしれないが・・・それにしても
可愛すぎ!
とにかく個人的には、ミニーに惚れるためにあるショーだった。


夢一杯気分の余韻に浸りながらゆっくりとお散歩。アトラクションを制覇するより美しい園内をゆっくり見てまわりたいと思うのは、歳の
せいもあるのか?しかしアメリカとイタリアとアラビアとジャングルとおとぎの世界を一度に楽しめるなんて、そう出来る事では無い。
ひっそりとした路地や建物の裏まで本当にきちんと作られていて、そんな中にこっそり隠されたミッキーマークを探してみるのもまた
楽しい。お土産物屋さんやレストランの建物も街並にしっかり溶け込んでいて、入ってみなきゃ良く分からないのもまたわくわく。

 
自然に見えるヘアピン型。¥630ナリ

ところで朝から・・・いや、ココに来る前からずっと気になっている物体があっ
た。それはランドでもシーでもそこらじゅうで販売しているキャラクターの耳で
ある。お土産店以外にワゴンでも売っていて、ミッキーを始めプーさんやバン
ビ等種類も多彩。園内では女子供はそれを着けるのが当然のように、皆耳を
生やして歩いている。もはや誰もが見慣れた景色だ。
実は遠い昔ランドに来た時からアレを着けたくて仕方なく、今日も朝から幾度
と無く手に取っては悩んでいた。が、どうしても妙な気恥ずかしさが邪魔をし
て・・・。ヤセ我慢をしている間に今日ももうすぐおやつの時間。残り時間も少
ないしもうエエか・・・と思ってまた棚に返した時、おもむろに友人が
「よし、着けるぞ!」
と宣言した。後で話すと彼女もずっと同じ想いを抱いていたらしい。これで勇
気百倍。よ、よし、私もミニーになるっ!
レジのお姉さんは慣れたもので「今着けられますかぁ?」と言って手早く台紙
から外してくれた。嬉し恥ずかし初耳体験。2人でどう?どう?可愛いでぇ♪と
年甲斐も無くはしゃぐ。此処は夢の国。何をしたって構わないのだ。事実急に
耳が生えた私達を変な目で見る人は居ない。
昔はカチューシャしか無かったと思うのだが、今回ヘアピン型を初めて見た。
この方が見た目にとっても自然な感じ。耳の色と髪の色が合っていると尚自然。黒髪にはミッキーかミニー、茶髪の人にはバンビか
チップ&デールという風に。て事は金髪ヤンキーにはプーさん、白髪のおばあちゃんにはマリーか!?
着けてしまえばこんな簡単な事なら、もっと早く思い切っていれば良かった・・・でもたとえ数時間でも想いを成就させられたのだから、
とても満足であった。今後は是非しっぽも販売して欲しい。

少し疲れたので休憩を取る。アメリカンウォーターフロントに戻り、食事をしながらショーを観られる”ケープコッド・クック・オフ”へ。
アメリカ沿岸部に立ち寄った気分でクラムチャウダーなど頼んでみる。実はお腹の調子が悪かったのでビールを控えただけなんだ
けど・・・。

いたずらっ子のチップ&デール。激カワ♪

 結構広い飲食スペースは、岸辺のボートハウスの雰囲気でなかなか。
 比較的空いた店内で、もちろん出来るだけ前の席を探す。今はショーの間ら
 しい。家族連れが目立つのは、やはりキャラクターショーが目当てだからか。
 しばらくすると店内が暗くなりショースタート。壊れたドナルドの船をミッキー
 達と一緒に直そうとするのだが、そこへチップとデールが来て・・・。
 約10ずつの2部構成と短いので、食事の妨げになる事も無い。前の席が空く
 度にじりじり前進し、最後は最前列で見る事ができた。 カメラを構えると近く
 のキャラがこっちを見てくれるのも嬉しい。やっぱり前って良いなぁ。
 ダンサーが出るわけでも無く完全にお子様向けではあるが、食事しながらだと
 これくらい軽いステージが丁度良い。個人的には2部が見所。チップとデー
 ルが歌いながら出てくるのだが、その歌と動きの可愛い事ったらぁぁ〜!
 おまけにドナルドが水着姿で登場し、これもまたレアなカワイさ。動きもまさに
 アニメをそのまま実写にしたみたい。
 丸々2回同じショーを観たのだが飽きなかった。今もチップとデールの歌声が
 懐かしい・・・
 ¥294とお手頃なチャウダーも予想外に具沢山で美味しかった。

またぶ〜らぶらしながら、混む前にお土産を買ってしまおうかという事に。皆当然帰る前に買おうとするので、夕方になるとえらく混雑
して大変なのだ。もうアトラクションに乗るつもりも無いし、沢山買うわけでも無い。昼間からめぼしを付けていた物をささっと買う。
時間的に都合良い事もあって、もう一度セイル・アウェイを観る事に。さっきは昼間なので使われなかった大掛かりな照明が気になって
いて、ぜひとも夜バージョンを観たかったのだ。
6時15分からの公演30分ほど前に到着。一見満席だが後ろの方に行けば真ん中寄りの、なかなか良い場所が空いている。もちろん
昼間よりは全然混んでいたけれど。夕暮れの良い雰囲気の中わくわくしながら待つ・・・ん?ちょっと空が急に暗くなりすぎ!?
重く湿った空気・・・今にも夕立が来そうないや〜な雰囲気。「天候により中止になる事がありま〜す」と人員整理のお姉さんが叫ぶ。
何とか持って欲しいという願い空しく、開演10分前ほどから遂にポツポツと降り始めた。子供連れが席を立つ姿が見える。
早く始めてくれぇ〜!そこへようやくキャストが現れた。良かった、中止にはならなかったと一安心。冒頭5分程ははキャラ無しで20人
ほどのダンサー達が踊る。徐々に雨脚が強くなる中、生バンドに合わせて軽やかにステップを踏む。が、いよいよミッキー船長登場と
いう場面になると急に音楽が止み、ダンサーが一列になって頭を下げ「本日のショーはここまでとさせて頂きます」と無情のアナウンス。
ええぇ〜っ!!(涙)
だが自然が相手なら仕方が無い。昼間に一度ちゃんと観たしね・・・無理やり納得するしか・・・

大人の為の空間・・・ムード満点です。

 ショックを受けている間にも強くなる雨脚。とりあえず一番近い、目の前の
 SS.コロンビア号の中へ非難しなければ。
 この実物大豪華客船の中には、格調のあるレストランとラウンジがある。軽く
 お酒を飲みながら雨が止むのを待とうとテディ・ルーズヴェルト・ラウンジへ。
 店内は間接照明の薄暗さと豪華な調度品でかなり大人な良い雰囲気。急な
 雨の為入り口には沢山の人が居たが、結局入らずに立ち去る人も多数。そ
 んなちょっとした威圧感すら覚えるほど趣きのある空間なのである。
 街中では到底こんな店に入る勇気は無い。だけどここはディズニーシー、
 たとえ耳が生えていたって臆する事は無い。本当に良い所だ。
 外の雨なんて嘘のようなゴージャスな空間で美味しいお酒とおつまみを嗜
 む。大人ってすばらしい。

 正にお尻に根が生えそうな勢いだったが、シーは夜景も見モノ。コロンビア
 号の中を探検し、甲板で「このままこの船でいざ航海へ〜!」などと妄想に
 浸った後(注:この船は動きません)再び夜景がロマンチックな園内へ。
 ランドのファンタジックなイルミネーションに比べ随分控えめなライトアップに
 逆にリアリティを感じる。上からも見てみたいよね、って事で”エレクトリック
レールウェイ”乗車。ポートディスカバリーまでの道のりを高架の上から優雅に楽しむ。アラビアンコーストは特に幻想的で美しい。
この時間はどのアトラクションも空いてるっぽい。これから始まる夜の目玉、火と水のショー”ブラヴィッシーモ”を諦めるならかなりの
数を制覇できそうだ。だが当然諦めないので下車後、ブラヴィッシーモを観る場所を探す。開演まで30分を切っているこの時点では、
良く見えるポイントはどこも一杯(あたりまえだが)。それでも人垣を縫って行きまあまあの場所に落ち着いた。やっぱり今日は空いて
るのか?
メディテレーニアンハーバー全体を使った幻想的なショーは、期待を裏切らないスケールと美しさだった。プロメテオ火山に比較的
近い場所で見たのだが、噴火時は炎の熱さまで感じられて迫力満点!。最初にミッキーが出てくる他は全くディズニー色が無い
ショーで(音楽も別)、対話するような火と水の動きにただただうっとりとし、涙ぐんだ。
ただ一つ欲を言うならば・・・終わった後にミッキーがあの甲高い声で「ブラヴィッシーモ!」と叫ぶのだけは止めてもらいたいかも。

車内はミッキーだらけ。このつり革欲しい!

 感動の余韻に浸りながら、21:40のバスの時間に合わせて出口へ向かう。
 道すがら”ディズニーマジック・イン・ザ・スカイ”の花火が見えるはずだった
 が・・・「上空の気流が不安定の為、本日の花火は中止です」だそうだ。まぁ
 仕方ない。ブラヴィでも一応花火はあったし、今日一日他に観たい物は全て
 見たし、こんなに無駄なく動けるとは思って無かった位なのだ。今あるのは
 満足感だけ。歩いている街並の美しさだけでも、最後に焼き付けるのにふさ
 わしい。名残惜しい気持ちを振り払ってゲートを出て、ディズニリゾートライン
 でバス乗り場へ向かう。この電車がまた隅々までディズニーで、心地良い余 
 韻を最後まで引きずっていられる。この細やかな演出が好きだ。駅を降りても
 しばらくは何処からとも無くエレクトリックなディズニー音楽が聞こえて来る。
 ここまでされたら何度でも来たくなるよなぁ。

 ランドにもまた行きたいとは思うが、私は絶対にシーの方が好きだ。片道1時
 間くらいで行ける場所に住んでいたら年間パスを買うと思う。夕方から行って
 食事をし、花火を見た後ラウンジでお酒を飲み、イルミネーションの中を散歩
 して帰る、なんて事がいつでも出来たら・・・あああ、想像しただけでも素敵っ!
とにかくアンチディズニーな人も、子供が行く所だと思ってる人もシーには一度行ってみては?くどいようだが私も特にディズニー好き
では無い。見て可愛いと思った物でも自分の部屋にそれがあるのは好ましく無いと思い、耳の他お土産を何一つ買わなかった人間
である。それでもこれだけ楽しかったんですから。


                                                          おわり♪